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『完璧主義』から『最善主義』へシフトしよう

こんにちは、心理カウンセラーの吉田レイ子です。


突然ですが、あなたは「もっとちゃんとしなきゃ」「完璧にやり遂げなきゃ」と、自分で自分を追い詰めてしまうことはありませんか?


「完璧でありたい」と思うのは、あなたがそれだけ誠実で、がんばり屋さんな証拠。

でも、その高い理想のせいで息苦しくなったり、動き出せなくなったりしているなら……少しだけ心の荷物を下ろすタイミングかもしれません。


今日は、心理学の視点から「完璧主義」を手放し、心がすっと軽くなる「最善主義」へシフトするヒントをお届けします。



なぜ「完璧」を目指すと苦しくなるの?


心理学において、完璧主義は大きく2つの側面に分けて考えられます。

  • 積極的完璧主義: 高い目標に向かって、純粋に向上心を楽しむ。

  • 消極的完璧主義: 「失敗したらどうしよう」「他人にどう思われるか」という不安や恐怖から完璧を目指す。


私たちが苦しくなるのは、大抵この後者のループにハマっているときです。



完璧は「実体のない幻」


心理学者のタル・ベン・シャハー(ハーバード大学で幸福度の授業を担当)は、完璧主義者の進む道を「直線(まっすぐで障害物のない道)」に例えています。

しかし、現実の人生にはカーブもあれば、落とし穴もありますよね。完璧主義は、現実には存在しない「抽象的で真っ直ぐな理想郷」を追い求めるため、現実のデコボコ道に直面したとき、自分を激しく責めてしまうのです。



幸せに成果を出す「最善主義」とは?


完璧主義の代わりに、ぜひ今日から取り入れてみてほしいのが「最善主義」という生き方です。


完璧主義と最善主義には、こんな違いがあります。


特徴

完璧主義

最善主義

目標

100点満点以外はすべて失敗

その時の状況での「ベスト」を目指す

失敗への態度

絶対に許されない、恐ろしいもの

学びや成長のためのプロセス

道のりのイメージ

障害物のない一本道(直線)

寄り道や迷路もある(らせん階段)

口癖

「〜しなければならない」

「〜のなかで、何ができるだろう?」


最善主義とは、決して「妥協する」「手抜きをする」ということではありません。

「今ある状況、自分の体力、限られた時間の中で、最も良い結果(最善)を尽くす」という、とても現実的でしなやかな心のあり方です。



「最善主義者」にシフトするための3つのステップ


心が「完璧じゃなきゃ!」と叫び始めたら、次の3つのステップを試してみてください。


1. 失敗を「データ」として受け入れる

完璧主義の人は、失敗を「人格の否定」のように捉えてしまいがちです。

けれど、最善主義の人は「失敗は単なるデータ(フィードバック)だ」と考えます。

「あ、この方法はうまくいかなかったな。じゃあ次はどうしよう?」と、視点を未来へと切り替えてみましょう。


2. 「6割〜8割の出来」で一度形にする

最初から100点を目指すと、プレッシャーで最初の一歩が踏み出せなくなります(心理学でいう「先延ばし癖」の原因はこれです)。

まずは「ひとまず6割できたらOK!」と、ハードルを思い切り下げてスタートしてみましょう。修正はあとからいくらでもできます。


3. 主語を「他人」から「自分」に戻す

「完璧にやらなきゃ」の裏には、「がっかりされたくない」「認められたい」という他者目線が隠れていることがよくあります。

そんなときは、「今の私にとって、一番心地よくて無理のないベストって何だろう?」と、自分軸に問いかけてみてください。



完璧じゃなくても、あなたの価値は変わらない


完璧という抽象的なゴールは、追いかければ追いかけるほど遠ざかっていく砂漠のオアシスのようなものです。

それよりも、


「今日、この状況の中で、私はよくやった!」と自分を認める。


そして、少し肩の力を抜いて、深呼吸をひとつ。


これからは「完璧」ではなく、「今のあなたの最善」で進んでみませんか?




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