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『ため込み症』は病気なの?どうしても物が手放せない心理の背景
「いつか使うかもしれない」「もったいない」と思って、気づけば部屋がものであふれてしまう――。 それは単に「片付けが苦手」「ずぼらな性格」という問題ではありません。 ため込み症(ホ―ディング障害)は医学的に治療が必要な精神疾患とされています。 そこには、脳の働きや、心を守ろうとする深いメカニズムが隠されているのです。 今回は、心理学的な視点から「なぜ物が手放せなくなるのか」その背景をやさしく紐解き、少しずつ心を軽くしていくための対策をご紹介します。 1. なぜ手放せないの?ため込みを映し出す3つの心理メカニズム 心理学や脳科学の視点から見ると、ものを手放せない背景には、以下のような心の防衛や認知のクセが働いています。 ① 「もの=自分のアイデンティティ」という同一視 ため込みの背景には、「ものと自分を切り離せない」という心理があります。 心理学では、身の回りのものを自分の延長線上として捉える感覚を「拡張された自己」と呼びます。「この本を手放すことは、自分の過去や価値を否定することだ」「この服を捨てるのは、大切な思い出を捨てることだ」と感じてしまうた

nirin-so
2 時間前読了時間: 4分


苦しみのもとは、無意識に眠る『スキーマ』
日々の生活の中で、 「なぜかいつも同じようなことで悩んでしまう」 「頑張っているのに、どうしても満たされない気持ちになる」 そんな風に、心が重くなることはありませんか? 頭では「気にしなくていい」と分かっていても、心が勝手に反応して苦しくなってしまう。実はその根本には、心理学でいう「スキーマ(早期不適応的スキーマ)」という、無意識のクセが眠っていることがあります。 今日は、そのスキーマがどのように私たちの心を縛り、どうすればそこから優しく解放されるのかについてお話しします。 スキーマとは?心の奥にある「色眼鏡」 スキーマとは、子どもの頃からの経験を通じて作られた、自分や世界に対する「思い込みの枠組み(認知の土台)」のことです。 心理学では、私たちは誰しも心の中に自分なりの「レンズ」を持っていると考えます。スキーマはこのレンズを曇らせる「歪んだ色眼鏡」のようなもの。このレンズを通すと、現実の出来事がネガティブに歪んで見えてしまいます。 例えば、子どもの頃に「完璧でなければ褒められなかった」という経験が多いと、無意識のうちにこんなスキーマが作られます

nirin-so
4 日前読了時間: 4分


頑張り屋さんは幸せになれない? その理由とは
「我慢強くて頑張り屋さんは、実はなかなか幸せになりにくい」 そんな切ない真実を耳にしたことはありませんか? 周りからは「えらいね」「頼りになるね」と褒められるのに、当の本人はいつも心も体もクタクタ。報われないモヤモヤを抱えている――。 心理学の視点から紐解くと、その原因はシンプルです。 それは、あなたが「自分以外の課題」まで背負い込んでしまっているから。 今回は、頑張り屋さんが知らず知らずのうちにはまってしまう心の罠と、そこから抜け出して心軽く生きるためのヒントをお届けします。 1. なぜ、我慢強くて頑張り屋さんは幸せになれないのか? 心理学において、人間関係やトラブルを紐解く上で非常に重要な概念に、アドラー心理学の「課題の分離」があります。 世の中のできごとは、すべて「自分の課題」と「他人の課題」に分けることができます。 自分の課題: 自分の行動、自分の感情、自分の人生の選択 他人の課題: 他人の感情、他人の機嫌、他人の行動の結果 我慢強くて頑張り屋さんの多くは、優しさと責任感のあまり、無意識に「他人の課題」まで自分のカゴに入れてしまう癖があり

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8月3日読了時間: 4分


『すみません』が口癖になっていませんか?~その隠された心理とは
誰かに親切にしてもらったとき、ドアを開けてもらったとき、あるいは落としたものを拾ってもらったとき。 とっさに「あ、すみません💦」と言っていませんか? 日本人の美徳でもある「謙虚さ」や「気遣い」から出る言葉ですが、実はこの「すみません」の連発、気づかないうちにあなたの心を少しずつ削っているかもしれません。 今回は、心理学の視点から「すみません」と「ありがとう」が私たちの自己肯定感に与える影響について、お話ししていきます。 「すみません」の裏にある、ちょっぴり切ない心理 心理学では、私たちが無意識に使う言葉は、自分自身に対するイメージ(セルフイメージ)と深く結びついていると考えられています。 何かをしてもらったときに「すみません(=申し訳ない)」と謝ってしまう裏には、無意識のうちにこんな思いが隠れていることがあります。 「私なんかのために、時間や手を煩わせてしまって申し訳ない」 「私は人から大切にされたり、親切にされたりする価値がないかもしれない」 もちろん、悪気があって言っているわけではありませんよね。相手を敬う気持ちや、「申し訳なさ」を表現した

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8月1日読了時間: 3分


不安の正体は「未来の影」:先回りして心配してしまうあなたへ
「まだ何も起きていないのに、最悪の事態ばかり考えてしまう」 「準備をしていないと、何かが壊れてしまうような気がして落ち着かない」 そんなふうに、心の中で先回りして心配の種をまいてしまうことはありませんか? 夜、ふと静寂の中でその不安が膨らむと、まるで自分の心が誰かにコントロールされているかのように、どんどんネガティブなシナリオが浮かんでくる。そんな自分を「考えすぎだ」「もっと楽観的になれたらいいのに」と責めてしまうこともあるかもしれません。 でも、心理学的な視点から見ると、それはあなたの心が「弱い」からではありません。むしろ、あなたがこれまで自分の心を守るために懸命に戦ってきた「防衛本能」が、少しだけ過剰に働いている証拠なのです。 なぜ、私たちは「先回り」をしてしまうのか? 心理学の視点では、過剰な先回りは「未知への恐怖」に対する心の防衛反応であると捉えます。 私たちの脳は、本来「予測すること」で生存率を高めてきました。しかし、過去に「予測していなかったことで傷ついた経験」や「自分の力ではどうにもできない状況に直面した記憶」があると、脳は「二度と

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7月29日読了時間: 3分


『境界線』と『宿題』~心理学で学ぶ人間関係
こんにちは。いつもブログをお読みくださりありがとうございます。 突然ですが、あなたは「よかれと思ってアドバイスしたのに、相手が不機嫌になった」「家族や部下の問題なのに、なぜか自分の方がイライラして疲れてしまう」なんて経験はありませんか? 相手を大切に想う優しい人ほど、実はある「心の罠」にハマってしまいがちです。 心理学では、人間関係でヘルシーな距離感を保つことを「境界線(バウンダリー)を引く」と言います。そして、この境界線を引くということは、別の言葉で言い換えると「相手の宿題(課題)を取り上げない」ということでもあるんです。 そこで今日は、心がすっと軽くなる「境界線と宿題」のお話をお届けしたいと思います。 優しい人が陥りがちな「宿題の横取り」とは? 心理学者のアルフレッド・アドラーは、対人関係の悩みのほとんどは「課題の分離」ができていないことが原因だと説きました。ここでいう「課題」を、私たちは子どもの頃によくやった「宿題」に例えてみましょう。 相手の宿題: 「どう進路を決めるか」「仕事をどう片付けるか」「不機嫌な気分をどう立て直すか」 あなたの宿

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7月27日読了時間: 4分


【オンライン開催】ブログを深く落とし込む!30分カウンセリング講座のご案内
こんにちは!心理カウンセラー・コーチの吉田レイ子です。 いつもブログをお読みいただきありがとうございます。 これまで「ブログを読むだけでは、自分の中にうまく落とし込めない…」というお声をいただくことがありました。 そこで、これまでの人気記事や大切なテーマをいくつかピックアップし、より実践的に自分ごととして理解できるオンライン講座を開催いたします! 💡 こんな方におすすめです ブログの内容を日々の生活に活かしたい方 カウンセラーから直接ポイントを聞いてみたい方 自分のペースで心を整えるヒントが欲しい方 📅 講座の特徴 忙しい方でも安心のコンパクト設計(30〜40分程度) 気軽に参加できる価格設定(1回 1,500円) スマホやPCからご自宅でリラックスしてご参加いただけます 📝 開催概要 内容: 過去のブログ記事を深掘りするミニ講座&解説 時間: 30〜40分 参加費:各回 1,500円(お好きな講座をお申し込みください。1講座からお申込みいただけます) 講座 1 『ついイライラ・クタクタになってしまうあなたへ。心が軽くなる「心の境界線」と「

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7月25日読了時間: 2分


『完璧主義』から『最善主義』へシフトしよう
こんにちは、心理カウンセラーの吉田レイ子です。 突然ですが、あなたは「もっとちゃんとしなきゃ」「完璧にやり遂げなきゃ」と、自分で自分を追い詰めてしまうことはありませんか? 「完璧でありたい」と思うのは、あなたがそれだけ誠実で、がんばり屋さんな証拠。 でも、その高い理想のせいで息苦しくなったり、動き出せなくなったりしているなら……少しだけ心の荷物を下ろすタイミングかもしれません。 今日は、心理学の視点から「完璧主義」を手放し、心がすっと軽くなる「最善主義」へシフトするヒントをお届けします。 なぜ「完璧」を目指すと苦しくなるの? 心理学において、完璧主義は大きく2つの側面に分けて考えられます。 積極的完璧主義: 高い目標に向かって、純粋に向上心を楽しむ。 消極的完璧主義: 「失敗したらどうしよう」「他人にどう思われるか」という不安や恐怖から完璧を目指す。 私たちが苦しくなるのは、大抵この後者のループにハマっているときです。 完璧は「実体のない幻」 心理学者のタル・ベン・シャハー(ハーバード大学で幸福度の授業を担当)は、完璧主義者の進む道を「直線(まっ

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7月21日読了時間: 3分


『普通は』『みんな』『いつも決まって』『絶対』ーこんな言葉が出できたら、それは『思い込み』かもしれません
「普通はこうでしょ」 「みんな言ってるよ」 「いつも決まって失敗する」 「絶対に無理」 日常会話や自分の心の中で、こんな言葉をついつい使っていませんか? カウンセリングの現場でも、これらに囚われて苦しんでいる方を多数お見受けします。 実は、心理学の世界では、これらの言葉は「認知の歪み(思考の偏り・思い込み)」のサインとして非常によく知られています。 今回は、これらの言葉の裏に隠された心理と、心がすっと軽くなる対策をわかりやすく解説します。 なぜこれらの言葉が「思い込み」なのか?(心理学的解説) 心理学(特に認知行動療法)では、事実を歪んで捉えてしまう心のクセを「認知の歪み」と呼びます。あなたが何気なく使っているその言葉、実は脳がラクをしようとして作り出したマインドトラップ(心の罠)かもしれません。 具体的に4つの言葉を分解してみましょう。 1. 「普通は」「みんな」 = 拡大解釈・同調圧力の罠 心理学的な状態: 過度の一般化(Overgeneralization) 解説: 自分の周りのほんの数人(または自分自身の意見)を、さも「この世の全員の総

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7月16日読了時間: 3分


「人は変わらない」のではない「変えられない」のだ。~アドラー心理学から学ぶ、人間関係の本質
「あの人のこういうところ、本当に直してほしい…」 「何度言ったらわかってくれるんだろう?」 家族、恋人、職場の同僚。身近な誰かの言動にイライラしたり、悲しくなったりした経験は、誰にでもあるはずです。「人は簡単には変わらない」とはよく言われる言葉ですが、心理学的な視点、特にアドラー心理学の視点からこの問題を紐解くと、少し違った、そして非常にラクになる真実が見えてきます。 それは、「人は変わらない」のではなく、正しくは「他人が人を変えることはできない」ということです。 今回は、この「変えられない」という心理学のメカニズムと、それを知ることで人間関係がどれほど解放されるかについてお話しします。 1. 「課題の分離」:それは誰の課題なのか? アドラー心理学の根幹をなす考え方に、「課題の分離」というものがあります。 これは、目の前にある問題や行動が「誰の課題なのか」を明確に分け、他人の課題には踏み込まない、というルールです。 見分ける基準はとてもシンプル。 「その選択によって、最終的に結果を引き受けるのは誰か?」 例えば、以下のようなケースを見てみましょう

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7月14日読了時間: 5分


「正義感」と「べき論」~心理学で解き明かすその違いとは?
「あの人のあの態度は絶対に許せない」 「普通、こういう時はこうすべきでしょ!」 日常の中で、そんな強い怒りやモヤモヤを感じることはありませんか? 私たちは何かが間違っていると感じたとき、それを「正義感」からくるものだと思いがちです。しかし心理学の視点から見ると、その怒りの正体は、自分を縛り相手を攻撃する「べき論」にすり替わっていることが少なくありません。 一見すると、どちらも「正しさを求める気持ち」のように見えますが、その中身は似て非なるもの。 今回は、この「正義感」と「べき論」の決定的な違いを、心理学の観点からわかりやすく紐解いていきます。心が少し軽くなるヒントを探してみましょう。 1. 「正義感」と「べき論」の心理学的な定義 まずは、この2つの言葉が持つ心理的なメカニズムを整理してみます。 正義感(向社会的行動の動機): 心理学において、他者や社会を助けようとする動機を「向社会的(こうしゃかいてき)動機」と呼びます。本来の正義感とは、これに基づいたものです。「困っている人を助けたい」「誰もが公平に扱われる社会にしたい」という、他者への共感や愛

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7月11日読了時間: 5分


『誰かに認めてもらいたい』が先に来るのは『真のやりたいこと』ではないかも?
「ねえ、これすごいでしょ?」 「もっと褒めてほしい、認めてほしい」 私たちは日常の中で、無意識に誰かの「いいね」や称賛を求めて行動してしまいがちです。しかし、ふと立ち止まったとき、こんな疑問が頭をよぎることはありませんか? 「私が本当にやりたいことって、これなんだっけ……?」 もし、何かを始めるときに「誰かに認めてもらいたい」という気持ちが真っ先に浮かぶなら、それはあなたの「真のやりたいこと」ではないかもしれません。 今回はこの疑問について、心理学の視点から紐解いていきましょう。あなたの心が本当に求めている“本物の情熱”の見つけ方が見えてくるはずです。 2つのモチベーション:「内発的動機」と「外発的動機」 心理学では、人が行動を起こす理由(モチベーション)を大きく2つに分けて考えます。 内発的動機づけ(Intrinsic Motivation) 行動すること自体が目的であり、喜びや満足感を得られる状態。例えば、「ただ楽しいから絵を描く」「知りたいから本を読む」といった、内側から湧き出るエネルギーです。 外発的動機づけ(Extrinsic Moti

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7月9日読了時間: 4分


そんな言い方しなくたっていいのに…。心のモヤモヤを晴らす心理学
「なぜあんなことを人に言うのだろう?」 誰かの心ない一言や、配慮のない言葉に触れたとき、その理由が分からなくて頭の中がモヤモヤでいっぱいになってしまうこと、ありますよね。 相手の意図を一生懸命に理解しようとする、真面目で優しいあなただからこそ「答えが出ない」というループに迷い込んでしまうのだと思います。 まずは、そこまで他人の言葉を重く受け止め、考え抜いたご自身の優しさを、そっと労ってあげてくださいね。 今回は心理学の視点から、この「答えの出ないモヤモヤ」を少しでも軽くするための【傾向と対策】をまとめました。 1. 心理学で紐解く「ひどいことを言う人」の傾向 結論から言うと、「ひどいことを言う理由」は、相手の心の中のゴミ箱が満タンだからです。心理学的には、主に3つのメカニズムが働いています。 投影(プロジェクション) 人間には、自分の中にあるドロドロした感情(劣等感や不安、嫉妬)を認めたくないとき、それを他人に投げつけてスッキリしようとする心の防衛本能があります。つまり、あなたに向けて放たれた言葉は、実は「相手が自分自身に怯えていること」の裏返し

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7月6日読了時間: 4分


他人の言葉を「聞き流せない」のはなぜ?
こんにちは。心理カウンセラー・コーチの吉田レイ子です。 突然ですが、日常のなかで「友達や同僚の何気ない一言が、ずーっと頭から離れない…」なんてこと、ありませんか? 「そんなつもりで言ったんじゃないかも」と分かっていても、胸の奥がチクチクして聞き流せない。実はそれは、あなたの心が弱いからではなく、ある心理的な仕組みが働いているからなんです。 今回は、そんな心のモヤモヤをスーッと軽くするヒントを、心理学の視点を交えて分かりやすくお話しします。 1. なぜ聞き流せない?原因は「自己関連付け」 誰かの些細な言葉が、予想以上のダメージになってしまうとき。 それは、あなたがその言葉を「自分事(じぶんごと)」として、両手できちんと受け取っているからです。 心理学では、これを「自己関連付け(Personalization)」と呼びます。 自己関連付けとは? 周囲の出来事や他人の言葉を、「自分のせいだ」「自分に向けられたものだ」と、必要以上に自分に結びつけて考えてしまう心のクセのこと。 例えば、職場で誰かが「最近、みんなお疲れ気味だよね」と言ったとします。 これを

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7月2日読了時間: 3分


「悩んでも仕方ない」頭ではわかっているのに…。のループから抜け出す3つの方法
「考えても仕方のないことだと分かっているのに、気づいたら同じことをぐるぐる考えてしまう……」 「やめたいのに、どうしても頭から離れなくて心が疲弊してしまう……」 私のカウンセリングの現場でも、このような「ぐるぐる思考(心理学では反芻(はんすう)思考と呼びます)」についてのご相談を本当に多くいただきます。 「悩むのをやめよう」とすればするほど、余計にその悩みが頭にこびりついて離れなくなる。実はこれは、あなたの意志が弱いからではないのです。私たちの「脳」と「心」の明確な仕組み(メカニズム)が関係しています。 今回は、この「ぐるぐる思考」の正体を心理学の視点から紐解き、頭のモヤモヤをスッキリさせる3つの処方箋をお届けします。 1. なぜ「悩んでも仕方ない」のにやめられないのか? 人間の脳には、一度意識を向けたものを拡大して見せる性質があります。心理学ではこれを「シロクマ効果」と呼んだり、脳のフィルター機能(RAS)の働きで説明したりします。 「ピンクのクマのことを絶対に考えないでください」と言われると、かえって頭の中がピンクのクマでいっぱいになってしま

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6月29日読了時間: 5分


やりたいことが見つからない~その理由とは?
「自分が何をしたいのか分からない…」 そう悩むこと、ありませんか? 周りの人はどんどんやりたいことを見つけて進んでいるように見えて、焦ってしまいますよね。 でも、まずはこれだけはお伝えさせてください。 あなたがやりたいことを見つけられないのは、あなたの能力や性格のせいではありません。 実はこれは、日本の教育や社会の中で、私たちが「ある仕組み」にハマって生きてきたからなんです。今回は、その理由を心理学と脳科学の視点から、分かりやすく紐解いていきましょう。 1. 心理学から見る理由:心の「主語」がすり替わっている 私たちは子供の頃から、親、学校、社会からたくさんの「こうあるべき」「これが正解」を学んできました。 「良い子にしなさい」 「みんなと仲良く、はみ出さないように」 「安定した進路を選びなさい」 これらに合わせるのが上手な人ほど、学校では「優秀な子」、社会では「自立した大人」として褒められます。 しかし、心理学的に見ると、ここに大きな罠があります。 常に外側の基準に合わせていると、行動するときの主語が「私はどうしたいか?(I want)」では

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6月25日読了時間: 4分


いじめの真実。あなたは絶対に悪くない
まず、最初にこれだけは心の底から強く伝えさせてください。 いじめられる側、標的にされる側に落ち度は1ミリもありません。 どんな理由があろうとも、人を傷つけたり、おとしめたりする「いじめ」「モラハラ」「パワハラ」などの行為を選ぶ側(加害者)に非があります。ですから、あなたが自分を責める必要は絶対にありません。 しかし、心理学や社会学の視点から見ると、悲しいことに「いじめっ子が、自分の都合で『標的(ターゲット)』に選びやすい人の特徴」というのは存在します。 今回は、あなたがこれ以上傷つかないために、そして「なぜ自分が?」というモヤモヤを紐解くために、その心理的なメカニズムを分かりやすくお話しします。 心理学から見る「標的にされやすい人」の3つの特徴 いじめっ子は、誰彼構わず攻撃しているわけではありません。実は、無意識(または計算ずく)のうちに「攻撃しやすい相手」を品定めしています。 彼らが目をつけやすいのは、以下のような特徴を持つ人です。 1. 「優しくて、反論してこなさそう」に見える(同調性が高い) 心理学において、周囲に合わせるのが得意で優しい人

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6月22日読了時間: 4分


好きなことからわかる本当の望み
「自分の好きなこと」を思い浮かべるとき、私たちの心の中では素敵な変化が起き始めています。 ここで、「どうしてそれが好きなんだろう?」ともう一歩だけ深く掘り下げてみると、実はそこにはあなた自身も気づいていない「本当の望み(本音)」が隠されているのです。 今回は、この「好き」を深掘りすることの大切さを、心理学と脳科学の視点から優しくひも解いていきましょう。 1. 心理学から見る:「好き」の裏にある心の報酬 心理学では、私たちが何かに惹かれるとき、そこには必ず「満たしたい欲求」や「大切にしている価値観」があると考えます。 例えば、「カフェ巡りが好き」という人がいるとします。 一見すると「コーヒーやスイーツが好き」なのだと思えますが、少し掘り下げて「どうしてカフェが好きなの?」と自分に問いかけてみると、人によって全く違う答えが返ってきます。 「静かで誰にも邪魔されない空間が心地いいから」 👉 本当の望み:日常のストレスから離れ、「安心・安全な一人の時間」が欲しい。 「お洒落なインテリアや食器を見るのがワクワクするから」 👉 本当の望み:美しいものに触

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6月19日読了時間: 3分


「何のために生まれてきたのだろう?」~その答えとは?
「何のために生まれてきたんだろう?」 ふと夜、布団に入ったときや、心がちょっぴり疲れてしまったとき、そんな風に自分に問いかけてしまうことってありませんか? SNSを開けば、キラキラした誰かの活躍や、「人生の目的を見つけよう!」という熱い言葉があふれている現代。何者でもない自分に焦りを感じてしまうこともあるかもしれません。 でも、その問いに対する答えは、実は驚くほどシンプルなんです。 それは、ただ「生きるため」。 「は?」と思いましたか? でも決してふざけているわけでも馬鹿にしているわけでもありません。 今回は、この深いテーマを心理学の視点から、ちょっと心を軽くするお話として紐解いていきます。 1. 「ただ生きている」だけで100点満点な理由 ただそこにいて脈を刻む、呼吸する。 ただそれだけで、それは「生きている」という体験。 心理学(特に人間性心理学)では、「自己受容」という言葉をとても大切にします。 これは、何か特別な成果を上げたから自分を認めるのではなく、「今、ここに存在している自分」をそのまま丸ごと受け入れることです。 私たちは、生きている

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6月17日読了時間: 4分


「朝から気が重い…」それ、もしかしたら“日照不足”のせいかもしれません
カウンセリングの現場でも、最近「日照不足によるメンタル不調」を訴える方が増えてきているように感じます。 「朝から気が重い」 「理由もないのに、なぜか気分が乗らない」 「体がだるくて、起き上がるのがつらい」 「たるんでるのかな…。」そんな風に自分を責めてしまっていませんか? 実はそれは、あなたの心が弱いからでも、怠けているからでもありません。天候や季節による「お日様の光の量」が、私たちの脳と心に大きな影響を与えているからなのです。 今回は、この「日照不足と心のモヤモヤ」の関係について、脳科学や心理学の視点からわかりやすく解説し、今日からできる簡単な対策をご紹介します。 なぜ太陽が出ないと心が沈むの?(脳科学の視点から) 私たちの脳は、想像以上に太陽の光に依存しています。日照不足がメンタルに悪影響を与える主な理由は、脳内の2つの化学物質(神経伝達物質)のバランスが崩れることにあります。 1. 幸せホルモン「セロトニン」の不足 私たちの脳内では、感情をコントロールし、心を安定させる「セロトニン」という物質が分泌されています。通称「幸せホルモン」とも呼

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6月15日読了時間: 4分
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