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虐待サバイバー～ 強くて脆い 心優しき人たちへ～
- nirin-so
- 45 分前
- 読了時間: 3分
これまで、本当に強く生きてきましたね。
嵐のような日々の中で、自分を守るために必死で歯を食いしばり、壊れそうな心を自分で抱きしめてきたのだと思います。
だからこそ、あなたは「強い」のです。
けれど、その強さは「頼れる人がいなかったから、強くならざるを得なかった」という、悲しい強さだったのかもしれません。
あなたが抱える「優しさ」の正体
不思議なことに、壮絶な痛みを経験した人ほど、他人に深く共感し、優しい心を待っていることが多くあります。
人の顔色を瞬時に読み取れる（かつて、そうしないと危険だったから）
自分のことより他人を優先してしまう（自分には価値がないと思い込まされてきたから）
「自分が我慢すれば丸く収まる」と考えてしまう
その優しさは、あなたの素晴らしい資質です。でも同時に、その優しさがあなた自身を苦しめる鎖になってはいませんか？
「もう、ひとりで戦わなくていい」
今、あなたは大人になり、あの頃のような直接的な暴力はなくなったかもしれません。
しかし、心の中ではまだ、当時の恐怖や、「自分はダメな人間だ」という否定的な声と戦い続けているのではないでしょうか。
外側では社会人として、あるいは親として、立派に振る舞っている。
でも内側は、硝子細工のように「脆く繊細」なままで、何かの拍子に粉々になりそうな恐怖と隣り合わせでいる。
そのギャップに、疲れ果てていませんか？
もしそうなら、カウンセリングという選択肢を、あなたの人生の地図に書き加えてみてほしいのです。
カウンセリングは「弱い人」が行く場所ではありません
多くのサバイバーの方が、こう言います。
「これくらいで相談していいのかな」
「もっと辛い人はたくさんいる」
「自分でなんとかしなきゃ」
そう思ってしまうのは、あなたが今まで「助けを求めること」を許されなかったからです。
ですが、カウンセリングは「病気の人が行く場所」でも「弱い人がすがる場所」でもありません。
ここは、「あなたが、重すぎる鎧（よろい）を一時的に降ろして、ただの自分に戻るための安全基地」です。
カウンセラーは、あなたの過去や今をジャッジしません。
「よく生き延びてきたね」と、あなたのサバイバルを称え、絡まった糸を一緒に解いていくパートナーです。
あなたのためにできる、最初の一歩
いきなり予約を取るのは怖いかもしれません。
まずは、こんな小さな一歩からで十分です。
「もし話すなら、このことを聞いてほしいな」と日記に書いてみるだけ
あなたはもう、ひとりで抱え込まなくていいんです。
誰かの手を借りることは、敗北ではなく、あなたが「自分を大切にする」と決めた、新たな強さの証です。
強くて、脆くて、優しいあなた。
その優しさを、どうかこれからは、あなた自身に向けてあげてください。
あなたが少しでも、荷物を降ろして楽に息ができる場所と出会えますように。
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