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自分に呪いの言葉をかけていませんか?~無意識に自分を縛る6つの呪い

脳内で繰り返されるひとり言~「セルフトーク} 自分を励ますつもりが、気づけば自分を追い詰めてはいませんか?


日々の何気ない口癖が、実はあなたの可能性を縛り、心を蝕む「呪いの言葉」になっているかもしれません。

心理学の観点から見ると、これらの言葉は強力な「自己暗示」として働き、私たちの思考や行動を無意識のうちにコントロールしてしまいます。


今回は、自分にかけてしまいがちな6つの呪いの正体と、その呪いを解き、自由になるための心理学的アプローチを解説します。



1. 知らずに自分を縛る「6つの呪い」

私たちが無意識に使っている言葉は、心理学における「自動思考」(パッと浮かぶ思考の癖)と深く結びついています。


① 「どうせ私なんて」:学習性無力感の入り口

この言葉は、心理学者セリグマンが提唱した「学習性無力感」を強めます。「何をやっても無駄だ」という感覚が定着すると、解決策を探す意欲さえ奪われてしまいます。


② 「私には無理」「できない」:自己効力感の低下

スタンフォード大学のバンデューラが提唱した「自己効力感(セルフ・エフィカシー)」、つまり「自分ならできる」という確信を自ら削り取る言葉です。挑戦する前に脳がシャットダウンしてしまいます。


③ 「ちゃんとしなきゃ」「完璧でなければならない」:認知の歪み

「全か無か(白黒思考)」という認知の歪みです。100点以外はすべて0点と同じだと感じてしまうため、常に過度なプレッシャーにさらされ、心の余裕(心理的安全性)が失われます。


④ 「もっと頑張らないと」:自己肯定の条件付け

「今の自分では不十分だ」というメッセージを常に自分に送り続けることになります。成果を出しても達成感が得られず、燃え尽き症候群(バーンアウト)の原因にもなり得ます。


⑤ 「私が悪いんだ」「ごめんなさい」:過度な自責化、自己関連付け

本来負う必要のない責任まで背負い込むことで、自尊心を著しく傷つけます。不適切な罪悪感は、対等な人間関係を築く妨げにもなります。


⑥ 「忙しい」:心の帯域幅(スカーシティ)の欠如

「忙しい」と口に出すたびに、脳は「リソースが不足している」という「欠乏マインドセット」に陥ります。これによりIQや判断力が一時的に低下し、さらに余裕がなくなるという悪循環を招きます。



2. 呪いを解くための「心理学的処方箋」

これらの呪いは、単なる性格の問題ではなく「思考の習慣」です。習慣である以上、適切なトレーニングで書き換えることが可能です。


対策1:認知再構成法(リフレーミング)

言葉を否定するのではなく、別の視点から捉え直してみましょう。

  • 「どうせ無理」→「今はまだ方法が見つかっていないだけだ」

  • 「ちゃんとしなきゃ」→「ベストを尽くせば、多少のミスはカバーできる」


対策2:セルフ・コンパッション

「セルフ・コンパッション」とは、自分を大切な友人のように扱うことです。 もし友人が「私が悪いんだ」と泣いていたら、あなたは何と声をかけますか?その温かい言葉を、そのまま自分自身に向けてあげてください。自分への慈しみは、折れない心(レジリエンス)を育てます。


対策3:「If-Thenプランニング」の活用

呪いの言葉が出そうになった時の「代わりの言葉」をあらかじめ決めておきます。

  • If(もし「忙しい」と言いたくなったら)

  • Then(「今は充実している」と言い換える、または深呼吸を1回する) このようにルール化することで、無意識の反応を意識的にコントロールできるようになります。


対策4:外在化(外部化)

ネガティブな言葉を「自分の本音」だと思わず、「自分の中に住み着いた意地悪な評論家」の声だと考えてみてください。「あ、また評論家が何か言ってるな」と一歩引いて眺めることで、言葉の持つ強制力を弱めることができます(心理学ではこれを「脱フュージョン」と呼びます)。



結びに:言葉は未来を作る「魔法」にもなる

「言葉は毒にもなるが、薬にもなる」と言われます。 自分にかける呪いを解くことは、わがままになることではありません。ありのままの自分を認め、本来持っている力を発揮するための「心のメンテナンス」です。


今日から、自分に投げかける言葉を少しだけ「優しいもの」に変えてみませんか?その小さな積み重ねが、あなたの自己肯定感を高め、人生の景色を大きく変えていくはずです。


 
 
 

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