「自分のために生きる」がわからない…アダルトチルドレン〜優しさと自己犠牲の間で
- nirin-so

- 2025年12月22日
- 読了時間: 3分
「自分のために生きる」という言葉を聞いて、どこか申し訳ないような、あるいはどうすればいいのか途方に暮れるような、そんな感覚を抱いてはいませんか。
これまであなたは、周囲の期待に応え、誰かの顔色を伺い、自分の痛みを後回しにして「優しい人」であり続けてきたのかもしれませんね。
でもそれは、あなたが過酷な環境を生き抜くために身につけた、切実で尊い生存戦略でもありました。
アダルトチルドレン(AC)としての生きづらさを抱えるあなたへ、その優しさと自己犠牲の境界線を見つめ直し、少しずつ「自分」を取り戻していくためのメッセージを届けます。
なぜ「自分のため」がわからないのか
多くのACの方は、幼少期に「ありのままの自分」を出すよりも「誰かの役に立つ自分」でいることで、自分の居場所を確保してきました。
心のアンテナが外を向いている: 自分の感情(お腹が空いた、悲しい、やりたくない)よりも、相手が何を求めているかを察知する能力が、あまりに発達しすぎてしまった。
「わがまま」への恐怖: 自分の意見を言うことが、誰かを怒らせたり、関係を壊したりすることに直結するという恐怖が、心の奥底に刻まれている。
自己犠牲=優しさという誤解: 自分を削って誰かに与えることだけが、自分の価値を証明する唯一の手段になってしまっている。
「自分のために生きる」の本当の意味
「自分のために生きる」とは、決して他者をないがしろにしたり、自分勝手に振る舞ったりすることではありません。それは、「自分という家の主(あるじ)に、自分自身が戻ること」です。
1. 感情の主導権を取り戻す
「相手がどう思うか」ではなく、「私はどう感じているか」を一番大切にする練習です。たとえそれがネガティブな感情であっても、あなたにとっては大切な真実です。
2. 「NO」を言う自分を許す
断ることは、相手を拒絶することではありません。「今の私にはこれ以上は難しい」という自分への誠実さの表れです。
3. 空っぽのコップを満たす
自分が満たされていない状態で誰かに与え続けるのは、いつか枯渇してしまいます。まずは自分のコップに、休息や好きなことという「水」を注ぐことを優先してもいいのです。
カウンセリングは、自分への「優しさ」のひとつ
一人で頑張り続けてきたあなたにとって、誰かに頼ることは勇気がいることかもしれません。しかし、カウンセリングは「ダメな自分を直す場所」ではなく、「本来の自分と再会する場所」です。
絡まった糸を解きほぐす: 専門家と一緒に、過去のパターンが今のあなたにどう影響しているかを整理できます。
安心できる安全基地: どんなあなたを出しても否定されない場所で、初めて「自分の本音」を口にする練習ができます。
「私」を主語にする練習: 誰かのためではなく、自分のために時間とエネルギーを使う。その第一歩が、カウンセリングを受けるという選択です。
大切なこと
あなたがここまで生き延びてきたその「優しさ」は、決して消えることはありません。ただ、これからはその優しさを、一番身近な味方である「あなた自身」にも向けてあげてほしいのです。
今のあなたが一番「疲れたな」と感じていることは何か、少しだけ勇気を出して言葉にしてみませんか?

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