『普通は』『みんな』『いつも決まって』『絶対』ーこんな言葉が出できたら、それは『思い込み』かもしれません
- nirin-so

- 7月16日
- 読了時間: 3分
「普通はこうでしょ」
「みんな言ってるよ」
「いつも決まって失敗する」
「絶対に無理」
日常会話や自分の心の中で、こんな言葉をついつい使っていませんか?
カウンセリングの現場でも、これらに囚われて苦しんでいる方を多数お見受けします。
実は、心理学の世界では、これらの言葉は「認知の歪み(思考の偏り・思い込み)」のサインとして非常によく知られています。
今回は、これらの言葉の裏に隠された心理と、心がすっと軽くなる対策をわかりやすく解説します。
なぜこれらの言葉が「思い込み」なのか?(心理学的解説)
心理学(特に認知行動療法)では、事実を歪んで捉えてしまう心のクセを「認知の歪み」と呼びます。あなたが何気なく使っているその言葉、実は脳がラクをしようとして作り出したマインドトラップ(心の罠)かもしれません。
具体的に4つの言葉を分解してみましょう。
1. 「普通は」「みんな」 = 拡大解釈・同調圧力の罠
心理学的な状態: 過度の一般化(Overgeneralization)
解説: 自分の周りのほんの数人(または自分自身の意見)を、さも「この世の全員の総意」であるかのように錯覚してしまう状態です。主語を「みんな」と大きくすることで、自分の意見を正当化しようとする心理が働いています。
2. 「いつも決まって」 = フィルターの罠
心理学的な状態: 心のフィルター(Mental Filter) / 選択的抽出
解説: たまたま上手くいかなかった数回の記憶だけを強烈に覚えていて、上手くいった時の記憶を完全に無視(スルー)している状態です。「いつも」と言うことで、自分で自分の可能性に呪いをかけてしまいます。
3. 「絶対」 = 白黒思考の罠
心理学的な状態: 全か無か思考(All-or-Nothing Thinking)
解説: 物事を「100点か0点か」「白か黒か」のどちらかでしか捉えられなくなっている状態です。現実の世界はグラデーション(灰色)でできているのに、極端な結論を出すことで、自分を追い詰めてしまいます。
思い込みから抜け出すための3つのステップ(対策)
これらの言葉が頭に浮かんだら、あなたの脳が「極端モード」になっている証拠。次の対策で、柔軟な思考を取り戻しましょう。
🤖 ステップ1:言葉の「実数」を数えてみる(具体化)
主語や頻度が盛られていることに気づくのが第一歩です。脳内でセルフツッコミを入れてみましょう。
「みんなって、具体的に誰と誰?」 $\rightarrow$ 「あ、A君とB君の2人だけだったわ」
「いつも決まって失敗する?」 $\rightarrow$ 「先週は普通に成功したな」
🔍 ステップ2:「例外」を探す
思い込みを崩すには「例外(反証)」を見つけるのが最も効果的です。
「絶対無理」と思ったなら、過去に似たような状況でなんとかなった経験や、1%でも可能性がありそうな要素をあえて探してみます。
✍️ ステップ3:言葉を「マイルド」に書き換える
極端な言葉を、事実に基づいたマイルドな言葉に変換して口に出したり、ノートに書いたりしてみましょう。
脳内の思い込み(極端) | 事実に基づいた書き換え(マイルド) |
みんな私を嫌っている | Aさんは私の意見に反対した |
いつも決まって遅刻する | 今週は2回遅れそうになった |
絶対に成功しない | 今回は少し難易度が高い |
まとめ:言葉が変われば、心が軽くなる
「普通」
「みんな」
「いつも」
「絶対」
これらは一見、説得力がある強い言葉に見えますが、実際は自分の視野を狭くし、心を苦しくしてしまう言葉でもあります。
もし自分や周りの人がこの言葉を使ったら、「おっと、思い込みセンサーが反応したぞ」と一歩引いて眺めてみてください。
「そういう時もあるよね」「そういう人もいるよね」と、グラデーションを受け入れられるようになると、人間関係も生き方もぐっとラクになると思います💛
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