好きなことからわかる本当の望み
- nirin-so

- 6月19日
- 読了時間: 3分
「自分の好きなこと」を思い浮かべるとき、私たちの心の中では素敵な変化が起き始めています。
ここで、「どうしてそれが好きなんだろう?」ともう一歩だけ深く掘り下げてみると、実はそこにはあなた自身も気づいていない「本当の望み(本音)」が隠されているのです。
今回は、この「好き」を深掘りすることの大切さを、心理学と脳科学の視点から優しくひも解いていきましょう。
1. 心理学から見る:「好き」の裏にある心の報酬
心理学では、私たちが何かに惹かれるとき、そこには必ず「満たしたい欲求」や「大切にしている価値観」があると考えます。
例えば、「カフェ巡りが好き」という人がいるとします。
一見すると「コーヒーやスイーツが好き」なのだと思えますが、少し掘り下げて「どうしてカフェが好きなの?」と自分に問いかけてみると、人によって全く違う答えが返ってきます。
「静かで誰にも邪魔されない空間が心地いいから」
👉 本当の望み:日常のストレスから離れ、「安心・安全な一人の時間」が欲しい。
「お洒落なインテリアや食器を見るのがワクワクするから」
👉 本当の望み:美しいものに触れて「感性を刺激したい、自分らしさを表現したい」。
「店員さんの温かい接客や、誰かと過ごす時間が好きだから」
👉 本当の望み:人との繋がりを感じて「孤独感を癒やしたい、認められたい」。
このように、「カフェが好き」という一つの事象の奥には、あなたの心が今本当に求めている「心の栄養素」が隠されています。理由を掘り下げることは、自分の心が叫んでいる「本当の願い」を通訳してあげる作業なのです。
2. 脳科学から見る:「スコトーマ(心理的盲点)」が外れる瞬間
脳科学の視点から見ると、この深掘りは「脳のアンテナの向きをガラリと変える」素晴らしいアプローチです。
私たちの脳には、RAS(網状体活性系)という優れたフィルター機能が備わっています。
脳はすべての情報を処理するとパンクしてしまうため、「自分にとって重要だ」と認識したものだけをキャッチし、それ以外をスコトーマ(心理的盲点)に隠して見えなくさせているのです。
ただ漠然と「これ、好きだな」と思っている段階では、脳は「好きな対象(カフェなど)」だけにアンテナを立てています。
しかし、「どうして好きなんだろう?」と問いかけた瞬間、脳のRASは「自分自身の内面(なぜ心地いいのか)」へと一気にアンテナを向け直します。
💡 脳の変化
「どうして?」と問いかけることで、今まで見落としていた「自分が本当に大切にしたい感情や価値観」がスコトーマから外れ、パッと目の前に現れてくるのです。脳が「これが今の自分にとって大切な情報なんだ!」と認識し始めます。
3. 本当の望みが見つかると、生き方がラクになる
自分の「本当の望み」が分かると、日常の選択がとてもシンプルになり、心がすっとラクになります。
もし、あなたの「好き」の理由が「一人の時間が欲しいから」だと分かれば、忙しくてカフェに行けない日でも、「家でお気に入りの入浴剤を使ってゆっくりお風呂に入ろう」といった風に、別の方法で自分の本当の望みを満たしてあげることができるようになります。
手段(カフェに行くこと)にとらわれず、目的(一人の時間を確保すること)を叶えてあげられるようになるため、自分で自分をご機嫌にするのが上手になっていくのです。
結び:あなたの「好き」は、あなたへのメッセージ
「これが好き」という気持ちは、あなたの潜在意識が「ここにあなたが幸せになるヒントがあるよ」と教えてくれているサインです。
「どうしてこれが好きなんだろう?」
「それをしている時、自分はどんな感情を感じているだろう?」
次にあなたの「好き」に出会ったときは、ぜひ優しく自分に問いかけてみてくださいね。
そこに隠された「本当の願い」に気づいたとき、あなたの心はもっと深く満たされ、自分らしい未来へ一歩を踏み出すことができるはずです。

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