「価値観」と「思い込み」がごっちゃになってませんか?
- nirin-so

- 1月9日
- 読了時間: 2分
価値観と思い込みを混同してしまう、というのはよくあることです。どちらも人の考え方や判断に影響を与えるものですが、その性質は大きく異なります。
価値観とは?
価値観とは、「何を大切にするか」「何を美しいと思うか」「どういう生き方をしたいか」といった、個人の根本的な考え方です。それは、育ってきた環境、経験、教育などによって形成され、人それぞれ異なります。
例:
「家族との時間を大切にする」
「正直であることが重要だ」
「新しいことに挑戦し続ける人生を送りたい」
「自然環境を守ることが大切だ」
価値観は、良い悪いではなく、あくまで個人の「好み」のようなものです。例えば、「家族との時間を大切にする」という価値観を持つ人が、「仕事で成功することを最優先にする」という価値観を持つ人を否定することはできません。
思い込みとは?
一方、思い込みとは、根拠のない先入観や偏った考え方のことです。「きっとこうに違いない」「いつもこうなるはずだ」といった、主観的な決めつけです。
例:
「若い人はみんなスマホばかりいじっている」
「血液型がB型の人は自己中心的だ」
「学歴がない人は仕事ができない」
思い込みは、客観的な事実に基づかないため、誤っている可能性が高く、偏見や差別につながることもあります。
思い込みに気づくために
思い込みは無意識のうちに働いていることが多いため、気づきにくいものです。以下の点を意識することで、思い込みに気づき、客観的に物事を捉えることができるようになります。
・「いつも」「絶対に」「みんな」といった言葉を使っていないか意識する。
・自分の考えと異なる意見に耳を傾ける。
・過去の経験にとらわれず、新しい情報や視点を取り入れる。
・「なぜそう思うのか?」と自問自答する。
価値観を大切にすることは、自分らしく生きる上で重要なことです。しかし、思い込みにとらわれてしまうと、客観的な判断ができなくなり、人間関係や社会生活に支障をきたすこともあります。価値観と思い込みの違いを理解し、自分の価値観とは何なのか、一度見直してみて、自分にとって大切だと思うものに分けて整理してみると良いですね。
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