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スティーブン・R・コヴィー氏に学ぶ『7つの習慣』~心理学的アプローチ~

  • 執筆者の写真: nirin-so
    nirin-so
  • 2023年1月20日
  • 読了時間: 2分

ここから7回にわたって、アメリカの経営コンサルタントであり、作家のスティーブン・R・コヴィー氏(1932-2012)のベストセラー著書『7つの習慣』を参考に、心理学の観点から「人生をよりよく生きるアイデア」をご紹介しようと思います。


1回目は、『第1の習慣-主体的である』について、心理学的にアプローチしようと思います。


「売り言葉に買い言葉」、「相手が○○と言った」から「自分は△△した」などは、ロシアの生理学者イワン・パブロフ氏の『パブロフの犬』と同じ反応的な行動です。


『パブロフの犬』とはイワン・パブロフ氏の実験で、犬にベルを鳴らしてからエサを与えていると、そのうちに犬はベルの音を聞いただけでよだれを垂らすようになるというもの。心理学ではこれを条件反射理論(古典的条件付け)といいます。


では、主体的行動とはどういうものでしょうか?


心に刺激を受けたとき、すぐに反応するのではなく、心の中でいったん立ち止まり、どう行動すればよいか考えてから行動するというものです。一度間をおいて、主体的に(自分の意思で)行動を選びます。ブログ「怒りはどこから?」の中で紹介した、6秒カウントして怒りをコントロールするのも主体的行動です。


また、怒りのみならず、ショッピング中の衝動買いもそう。限られた予算でコートを買いに来たのに、偶然素敵なバッグを見つけて思わず購入してしまい、コートを買えなくなってしまった…、というのも反応的行動ですね。


コートを買いに来たけれど、素敵なバッグを見つけた―ここで一旦停止。予定通りコートを買うか、予定にはなかったけれど、バッグを買うか、思考をめぐらせ、どちらを買うか決めます。この場合、たとえプランにはなかったバッグを買ったとしても、納得して買っているので、あー、やっぱりコートを買えばよかった…、とはなりません。


そして、主体的でいられるもう一つのポイント、それは、自分では変えられないことに注力しないこと。

明日の天気、過去の失敗、未来の災難、人の評価、身体的特徴など、今どうにもできないことにエネルギーを使わないことです。


それより、今日やりたいこと、できることにフォーカスして、貴重な一日を有意義に過ごすほうが、何倍も心の健康に良いですよね。


次回は、『第2の習慣-終わりを思い描くことから始める』にアプローチします。

 
 
 

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