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親を見捨てるようで苦しいあなたへ。その「罪悪感」の正体と自分を守るための第一歩

更新日:5 日前

「親からの着信画面を見るだけで、心臓が早鐘を打つ」


「実家に帰る日が近づくと、体調が悪くなる」


「もう関わりたくないと思うのに、親を見捨てるような自分が許せない」...


あなたは今、こんな矛盾した苦しみの中にいませんか?


頭では「離れたほうがいい」とわかっていても、心がそれを許さない。

その正体は、あなたが冷たい人間だからでも、親不孝だからでもありません。

それは、長い年月をかけて植え付けられた「呪縛」による条件反射です。


今日は、アダルトチルドレンや毒親育ちの方が必ずぶつかる「距離を取ることへの罪悪感」について、心理的な背景と、そこから抜け出すためのヒントをお話しします。


なぜ「離れたい」のに「罪悪感」を感じるのか?


親から離れようとすると襲ってくる強烈な罪悪感。

これは実は、幼少期に生き延びるために身につけた「生存戦略」の名残です。


毒親と呼ばれる親のもとで育った子供にとって、親の機嫌を損ねることは、そのまま「生死」に関わる恐怖でした。


  • 「親を悲しませてはいけない」

  • 「親の期待に応えなければ、ここにいてはいけない」

  • 「親が不幸なのは、私の努力が足りないからだ」


このように、子供時代に刷り込まれた「親の感情の責任を負わされる」という歪んだ親子関係が、大人になった今もあなたを縛り付けています。


つまり、今の罪悪感は、あなたが優しいから感じるものではなく、「そう感じるようにコントロールされてきた結果」なのです。


親を「捨てる」のではなく、自分を「守る」という視点


カウンセリングの現場で、私はよくこうお伝えします。

「あなたは親を捨てるのではありません。溺れている人を助けようとして、一緒に溺れてしまうのを防ぐために、岸に上がるだけです」


毒親育ちの方は、自分と親との境界線(バウンダリー)が曖昧になりがちです。

親の不幸や不機嫌を、自分の問題として背負い込んでしまっています。

しかし、親の人生は親のものです。そして、あなたの人生はあなたのものです。

物理的・精神的に距離を取ることは、決して攻撃でも放棄でもありません。あなたがあなたとして生きていくための、正当な「避難」です。


罪悪感を手放すための具体的なステップ


では、どうすればこの苦しい罪悪感から解放されるのでしょうか。

いきなり絶縁や完全無視をする必要はありません。まずは「心の距離」を置く練習から始めましょう。


  1. 「罪悪感」を客観視する罪悪感が湧いてきたら、「あ、今私は罪悪感を感じているな」と実況中継してみてください。「悪いことをしている」とジャッジするのではなく、ただ感情の存在を認めるだけでOKです。

  2. 連絡の頻度をコントロールする電話に出る回数を3回に1回にする、LINEの返信を翌日にする。主導権を少しずつ「親」から「自分」へ取り戻します。

  3. 「私は悪くない」と声に出す誰も見ていない場所で構いません。「私は私の人生を生きていい」「親の機嫌を取らなくていい」と声に出してみてください。耳から入る言葉は、脳への書き換え効果があります。


まとめ


親と距離を取ることは、決して悪いことではありません。それはあなたが、自分の人生のハンドルを自分の手に取り戻すための、勇気ある決断です。


それでも、一人でこの罪悪感と戦うのは本当に苦しいものです。揺り戻しが来て、また親の元へ戻りたくなってしまうこともあります。


そんな時は、「親子カウンセリングコーチングNirin-so」を頼ってください。

あなたのその罪悪感がどこから来ているのか、どうすれば手放せるのか。

あなたが安心して「自分の人生」を歩めるようになるまで、私が伴走します。


まずは一度、あなたの胸の内にある重荷を下ろしに来ませんか?





 
 
 

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