過度な「心配」は呪いになる⁈
- nirin-so
- 2月14日
- 読了時間: 3分
親が子どもを心配する、友人が友人を心配する、恋人が恋人を心配する。
誰かを心配することは、自然な感情であり、相手を気遣う気持ちの表れでもあります。
しかし、この「心配」という感情には、呪いのような側面があることをご存知でしょうか?
「心配」の裏メッセージ
「心配」という感情の裏には、「あなたはできていない」「あなたは大丈夫じゃない」というメッセージが隠されています。
たとえば、子どもがテストで良い点を取れるかどうか心配する親は、子どもの能力を疑っている可能性があります。
友人が仕事で失敗するのではないかと心配する友人は、友人の力を信じることができていないかもしれません。
恋人が浮気をするのではないかと心配する恋人は、恋人との関係に不安を感じているのかもしれません。
もちろん、すべての「心配」がネガティブな意味を持つわけではありません。
ですが、「心配」の感情が強すぎると、相手にプレッシャーを与えたり、自信を失わせたりする可能性があるのです。
なぜ「心配」は呪いになるのか?
「心配」が呪いと呼ばれるのは、それが自己成就予言として機能する可能性があるからです。
自己成就予言とは、「こうなるだろう」と信じていることが、実際にその通りになる現象のことです。
たとえば、「自分はダメな人間だ」と思っている人は、本当にダメな人間になってしまう可能性があります。
これは、「自分はダメな人間だ」という思いが、行動や態度に影響を与え、周囲の人からの評価も下げるからです。
心配される方は、「できてない」「大丈夫じゃない」というメッセージを無意識に受け取ってしまいます。「できない」というマインドで行動するので、できない結果を招いてしまう。
そして心配する方は、それを見て「ほら、だから言ったでしょ」とここでも予言の自己成就が機能します。
「心配」から解放されるために
では、私たちは「心配」という呪いから解放されるためには、どうすればいいのでしょうか?
まず、「心配」の裏にある自分の感情に気づくことが大切です。
なぜ自分は相手のことを「心配」しているのか、その理由を深く掘り下げてみましょう。
もしかしたら、自分の不安や恐れが原因かもしれません。
次に、相手を信じることが大切です。
相手には、自分自身で問題を解決する力があると信じましょう。
そして、「心配」ではなく「応援」の気持ちを持つように心がけましょう。
相手の成功を願い、励ます言葉をかけることで、相手にポジティブなエネルギーを送ることができます。
「心配」は、相手を気遣う気持ちの表れであると同時に、呪いのような側面も持ち合わせています。
「心配」の感情に気づき、相手を信じること、そして「応援」の気持ちを持つことで、「心配」の呪いから解放されることができるでしょう。
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